冒険するために生まれてきた

成長を信じて挑戦する冒険者の記録

母の17回忌法事

実家母の17回忌法事をしてきました。

 

 

13回忌では、母の兄姉妹や従姉妹は亡くなっておられましたが、父が元気で、母の従姉妹の子どもや、父の兄弟も呼んで会食も豪華に行いました。

父は認知症になりガン闘病中でもあり、今回は私が取り仕切ることになったので、父、私と夫、私の子どもたちの家族だけですることにしました。

 

 

母には、数えの60歳で還暦お祝いをしなかったことで、責められたことがありました。法事も、祥月命日よりも前にしてほしいと願っていたと思いますが、自分たちの仕事の都合で、命日よりも後の土曜日になりました。

お母さん、ごめんなさい😥

 

 

フリードに6人乗って出かけました。

法事の時間は午後でしたので、お昼ご飯は、下関唐戸市場に行きました。

海沿いの公園は、行楽客でいっぱいでした。

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敷物など持って来ていませんでしたので、縁石に腰掛けてか、立って食べるしかありません。

夫を場所取りに置いて、市場へ向かいました。

入ってすぐのお店に、大きな刺身を載せたお寿司がたくさんありました。

うろうろ探しても同じでしょうと思い、フクの味噌汁も供していたそのお店に即決しました。

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基本一貫200円で、マグロのトロは400円。

リーズナブルなのですが、ついつい、あれもこれもと取って、テイクアウトにしては高いランチになってしまいました。

外で家族と食べるのは、なんでもご馳走ですけれど😆

 

 

 

法事は、お寺さんでしました。

 

 

お寺に行く途中の壇具川沿いの桜は、少し開いていました。

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川にはアヒルがスイスイ泳いでいました。

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のーんびりした気分になりました。

 

 

 

商店街に、いつも行くお花屋さんがあります。

商店街の並びに、お寺が何軒も並んでいますので、お墓詣りでお花を求める人が多いのでしょうか。

私が黒い服でしたので、言う前からすぐに墓参りのお花とわかられたようでした。

2対のお花を作っていただきました。

 

お墓は、お寺の裏にあります。

桜の木がありましたが、ちらほらで、満開にはまだだいぶ遠いようでした。

法要の前に、お墓の掃除とお参りをすませました。

 

 

法要は、和尚さんの挨拶から始まりました。

そして日常勤行式に沿ってお経をあげてくださいました。

聞き慣れた文言です。

はっきりした言葉で力強く唱えてくださいますので、だんだん気持ち良くなって来ます。

南無阿弥陀仏を一緒に唱えるのはなかなかできません。

途中、和尚さんが太鼓を引き寄せ、太鼓を叩きながらのお経になりました。

よく響く声で、テンポよく高らかにお経をあげておられる様は、まるでロックミュージシャンのようでした。

お経は、魅力ある音楽だったんだなあと思いました。

自分も、その世界に引き込まれて、母のことを思いだし、心が熱くなりました。

和尚さんの熱のこもったお経をいただいて、母も幸せです。

 

お経が終わってからは、和尚さんの法話をいただきました。

南無阿弥陀仏は、心の中で唱えるのではなく、はっきり声に出して唱えることが大事です。」と十念の唱え方を教えてくださいました。

南無阿弥陀仏を4回続けて唱える。もう一度4回続けて唱える。そして最後に2回ゆっくり唱える。こんなに丁寧に教えてもらったことありませんでした。

そして、「南無阿弥陀仏を唱えれば、誰でも極楽に行けるんですよ」と改めて聞いて、嬉しくなりました。

腑に落ちたのは初めてでした。

自分が歳とったんだなあとあの世に近づいた気がしました。

 

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 法要が終わった後で、写真を撮らせてもらいました。

 

 

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観無量寿経曼荼羅をかけてくださっていました。江戸時代に作られたものだそうですが、絵は精緻で、現代の漫画のようにとても面白く描いてありました。

 

人間の品によって、迎えに来てくれる仏様の数ががくんと減っていく様が、4コマ漫画のように描いてあり、みんな極楽に行けるとはいえ、扱いに極端な差が出ていて、極楽もリアルな世界に思えました。観無量寿経が身近になりました。

 

お布施は、3万円包みました。お膳料に5千円。

(本堂のお花代5000円。お供え3000円。実費支払いしました。)

母の残した法事の記録を見てそうしたのですが、もっと包んでおけばよかったと思うほど、ありがたい法要でした。

 

 

明るいうちにお寺を後にして、無事に家へ帰り着きました。

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壇ノ浦パーキングエリアから見た関門橋です。