冒険するために生まれてきた

成長を信じて挑戦する冒険者の記録

認知症の父との同居は一旦中断しました

こんにちは lily です。

 

認知症の父を連れて帰ってきてのその後の報告です。

 

連れて帰って来たときのこと↓

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我が家での様子

借りて来た猫状態というのでしょうか。

我が家では、問題行動なく過ごせました。
夜の徘徊など無くて、眠れていました。
朝起きて来た時もしっかりしていました。

私達の生活リズムに合わせて行動してもらったのですが、ほぼスムースにできていました。

 

食事は用意されたものを食べ、お金を使う場面もなかったので、金銭面でのストレスはなかったと思います。

食事の場面で、噛んで飲み込むまでの時間が長くなっているようでした。
納豆卵かけご飯はするする食べれるのですが、おかずに時間がかかります。
刺身は好きなはずなのに、食べにくそうにしています。
肉料理も、時間がかかって箸が進みません。
食べている総量自体が、減っています。
食べる力が落ちていると感じました。

 

お薬は、毎回1袋ずつ出していました。
夕食後にお薬を飲んでもらって、テーブルを片付けました。
私が自分の薬を飲んでいると、父が、
「お薬をいただけますか?」と真面目な顔で頼んできました。
今飲んだばかりなのに、忘れているのですね〜。
空になったジップロックを見せて、もう飲みましたよと納得してもらいました。

写真は違う日のものですが、ジップロック1つに日付を書いた紙と薬袋を入れています。
薬を飲んだ後、この日付の入ったジップロックは捨てないようにしばらくとっておきます。あとで、「飲んだ、飲んでない」がはっきりわかるようにです。

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問題行動はないけれど、父がいると、一つ一つ気を使いますし、夫婦2人の会話も減ってしまいます。
1日目の夜、先に風呂に入ってもらったのですが、次に入ろうとしたら湯船にお湯がありません。「あら〜お湯がない、お父さん、流さなくてよかったのに〜」と言ってしまいました。父の習慣では、「湯船の湯は流す」なのです。

2日目の夜、お風呂を勧めたら、今日はもういいと言います。昨日の私の言葉を覚えていて遠慮したのでしょうか。普段夜は入らないようにしていて、朝や昼に入っているからでしょうか。

すごくわかっていそうな所と、全然わかってないところがあります。
父の気持ちを汲みたい、理解したいと思いますが、頓珍漢な発言を真に受けて良いのか疑問を持つこともあります。
一緒に生活をするのは、やっぱりしんどいことだなあと再認識しました。

 

1から10まで世話をしているわけではないけれど、お薬を管理して、食事を取ったかどうかを確認して、夜更かししないようにベッドに誘導してくれる太郎は、凄いと思いました。
 

 

家に帰ることに

私は、月に1度実家の近くのバラ教室に通っています。

週末にバラ教室のOB主催の小旅行にいく予定にしていました。
父の状態が悪ければ、申し訳ないけれどキャンセルさせてもらおうと思っていました。
思いの外、父がしっかりしていたので、家へ帰るか尋ねて見たところ、年金も引き出したいので帰りたいと言います。

私の住んでいるところの近くには父が利用している銀行がありません。キャッシュカードは使えず、印鑑と通帳で預金の引き出しをしていますので、「銀行がない=引き出せない」状態です。
今回財布を無くして手持ちのお金がない状態でしたので、私のところへ来る気になったのかもしれません。

 

同居生活を一旦中断することにしました。
帰ってみて、また具合悪いようなら、再び連れて帰ることにして。
そのためには、太郎の協力が必要です。
太郎に相談すると、もちろんOKでした。


太郎は基本一人暮らし。
一度外食に付き合いましたが、他は自分の気ままに過ごし、少し、レスパイトできたのではないでしょうか。

 

 

朝食メニュー

私が父に供した朝食は、卵かけご飯、納豆、味噌汁。
味気ない朝食で申し訳ないです。
父が毎日自分で用意できる朝食と同じメニューです。

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自分たちの朝食は、ヨーグルトだけ。弁当作りに時間を優先して朝食は簡単に済ませています。
長く同居するのであれば、気負わずできることと思っての朝食でしたが、こんなに早く帰ることになるのなら、もうちょっと手をかけて作ってあげてたら〜と思いました。

 

 

続きは、またご報告します。

 

ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。