冒険するために生まれてきた

成長を信じて挑戦する冒険者の記録

シャネルの生地でコート作りを冒険してみた①

こんにちは lily です。

 

気持ちの良い五月ですね〜

朝晩は冷えますが、日中は暑いくらい。

海の色も綺麗で、山の緑も鮮やかです。

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海の見えるお店で、ジュース飲んで、ゆっくりしましたよ〜

 

 

 

さて、

季節は夏に向かいつつありますが、コートを作ります。

 

ダイビングを始めて、1年半。

海のような青いコートを着てみたいと思いつきました。

イソギンチャクやクマノミが模様になってたらいいな。

 

 

これは作るしかないな〜

 

 

丸十さんに行って、青い生地を探しました。

 

 

出会ったのは、シャネルの生地でした。

お値段にびっくりしましたが、綺麗な青に魅せられて、決めました。

 

 

実際に作り始める前に、手順を確認して、仮縫い用の布で作ってみました。

 

 

 

型紙

丸十さんで、型紙も買いました。

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切ってそのまま使える型紙です。

 

生地

生地は、シャネルの青いツイードです。

132cm幅を、2.7m。

素材はウール100%。

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作り方レシピと参考にした本

型紙の紙の裏に、作り方が簡単に説明してあります。作り慣れた方には、自明のことなのでしょう。初心者には、ちょっと難しいです。

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コートの作り方の本も、読んで参考にします。

洋裁教室にはいったことがないので、自己流です。

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 「コートを縫おう かたやまゆうこ」

 

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「ジャケットとコートの手ほどき 小杉早苗」

 

 

型紙を準備する

切ってそのまま使える型紙です。前身頃、後ろ身頃、袖の3枚が基本です。

縫い代つきの型紙ですので、その線に沿って切りました。

縫い代は、襟ぐりと袖口は1cm。

肩、脇、袖下は1.5cm。

裾は、5cmです。

裏布用の型紙も作ります。

きせをかけるために、裏地では-0.5cmで縫ったりするので、間違えないようにします。

 

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表地 縫い代をつけて裁断する

ここで悩んで進みません。

ほつれやすく、形が崩れやすい生地なので、どうするのが良いか。

 

裁断して接着芯を貼ったり、伸び止めテープを貼ることは、書いてあるのだけれど、私の場合、扱い慣れてないから、貼る前にきっと生地がふにゃふにゃになって動いてしまうと予想がつきます。

 

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書き手は、もりやまひとみさん。洋裁教室をされているようです。

このての生地は⓵裁断する前に全面芯を貼る
もしくは、⓶生地端に滑脱テープ(伸び止めテープor細くカットした接着芯でよい)を貼りますよね?
貼らない?私は貼りまーす。

 心が決まりました。

生地を粗裁ちして、全面に接着芯を貼ることにします。

印付けの方法も、どうしようかと迷っていました。

切り込みは入れずに、接着芯の上にチャコで印。

この方法でやりたいと思います。

 

 

その前に、もう少し教えてもらいました。

裁断の方法も。

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ネットって、素晴らしい!

オススメはロータリーカッターかな。
生地の上にパターン置いて、文鎮などの重り置いて、カット。狂う気がしないよね。
でも、ひとつ大事な事。
常にパターンは左側、つまり、ロータリーカッターを持つ手の、手のひら側にパターンがあるようにして、カットするようにした方がいいよ。

一度セットした生地やパターンは途中で動かさず、常に手のひら側にパターンがくるように、体を動かすようにする。なので、裁断台の一部が壁側にひっついている場合は、台の周りに身体ひとつ分入るスペースを空けたほうが良いと思います。

体を動かして、いつもパターンが手のひら側にあるようにして、ロータリーカッターを使う!

忘れないようにします〜

 

なんと、裁ちばさみの使い方は、まるっきりわかってなかったです。

裁ちばさみでカットする場合は、手の甲側にパターンと生地をセットして、常に甲側になるように身体を動かしてね。

ロータリーカッターの場合は、勢い余ってパターンに食い込んでカットしないように。
裁ちばさみの場合は、刃先の方で小刻みにチョキチョキと。

 こんなに丁寧に教えてもらったの、初めてです〜

もりやまひとみさん、神ですね・・・

 

表地 接着芯と伸びどめテープを貼る

「接着芯は表と同じ大きさに裁ちます。接着芯は引っ張らないで、ふわっと前の上に重ね、全体を布端から0.2~0.3cmぐらい内側に引き寄せ、ゆとりを入れて貼るのが肝心です。これで、芯が剥がれたり、突っ張ったりするのを防ぎます。

ゆとりが布全体に均等にはいるように、指先や掌を使ってなじませます。」

と本には書いてあったのですが、もりやまひとみさん流で行くことにしました。

荒く裁って接着芯を貼ってから、パターン通りに裁断します。

 

 

接着芯にアイロンする時は、蒸気は厳禁!

接着芯のノリがアイロン台にくっつかないようにするには、ハトロン紙を使うと良いです。

 

伸び止めのために、縫い代+0.2cmの伸びどめテープを、接着芯の上から貼ります。

今回は、1.2cmで。

縫い線がテープの上に来るようにします。

袖ぐり、襟ぐり、前たてに貼ります。

カーブでは、身頃側を伸ばさないように、縫い代側が浮くような状態で、テープを貼ります。

 

今回使う伸びどめテープは、NittoboのPRIMOR テープです。

直線部分には、PRIMOR J105を。

袖ぐりなどカーブの部分には、PRIMOR J401を。

 

裏地 縫い代をつけて裁断する

表身頃を作る

表袖を作り、表身頃につける

裏身頃を作る

裏袖を作り、裏身頃につける

袖口見返しと裏地を縫い合わせる。

袖山にイセを入れる。

 袖山の縫い代に布端から、8mmと4mmのぐし縫いをする。

 イセを入れるところの前後長めに縫うこと。

 合印が合うようにイセを入れること。

裏袖を半分に折り、袖下線を塗って筒状にする。

縫い始めと縫い終わりは、縫い代通り、布端から1.5cmを縫う。

2cmほど縫ったら、布端から1cmのところを縫う。

(0.5cmがきせ分。)

縫い代は、1.5cmを、アイロンで後ろ側へ片返しする。

 

裏袖をおもてに返して、裏身頃の袖ぐりの中へ入れて、中表に合わせる。

肩線と袖山、脇線と袖下線を合わせてとめる。のっちも合わせてとめる。

表袖と同じように、袖下が二重にになるように、袖ぐりをノッチからノッチまで縫う。

袖ぐりの縫い代は、1cm。

 

表身頃と裏身頃を縫い合わせる

前見返しと前身頃を中表に合わせる。

裾は長さが違う。

衿角を合わせること。

前見返しと前身頃を中表に合わせ、縫い代1cmで、見返しの奥からぐるっと縫う。

角の縫い代を切り落として、表に返す。

アイロンをかけて、一度整える。

表袖と裏袖は、まだ重ねない。

 

肩線を中とじ

表身頃を裏返して、裏を出す。

手前に裏地が来ている状態。

素直に肩線を合わせて、後ろ身頃の肩の縫い代1枚と裏身頃の肩の縫い代2枚を、5cmほどミシンで縫い止める。

 

袖口を縫って袖の中とじ

これは、初めてやる人には超難解です。

作り方には、「袖と裏袖の袖口を中表に合わせて縫う」と書いてありますが、どう見たって、目の前にある表袖と裏袖が縫えるとは思えないのです。

 

グーグル先生に聞きましたが、どうやって縫うのかわかるまで時間がかかりました。

作ればHAPPY♡ 私のカラフル洋裁日記!さんの下記のページに、「付き合わせるようにして中表に合わせて縫う。という表現と図を見つけて、少し糸口を掴みました。

yousaiblog.blog.fc2.com 

”つきあわせる”とはどういうことかなと、クリップで挟んでみると、1周いけそうです。手を動かしてみると、いつの間にか、1周して、図のように袖が突き合わせになっていました。

コペルニクス的頭の転換が必要というか、考えていてはたどり着けない答えでした。

 

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袖と裏袖の袖口を中表に付き合わせて、クリップで止めています

 

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表地の裏をみながら、1周縫います。

 

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袖を整えて、出来上がりに仮止めします。

 

この後、袖を裏返して、表地にまつりつけます。

 

袖下の中綴じをします。印を合わせ、裏袖の縫い代2枚と袖の縫い代1枚を、ミシンで10cmほど縫います。

 

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すそを塗って、すその中とじ

表身頃と裏身頃の布端を合わせ、すそを縫う。

両端3cmと、返し口15cmほどは縫わない。

裏身頃のすその布端をゆるくまつって表地に縫い止める。

 

 

脇の中とじ

表身頃を、後ろ身頃の表地と裏地の間に両側から入れ込む。

裏地の脇の縫い代2枚と、後ろ身頃の縫い代1枚を合わせ、15cmミシンで縫い合わせる。(中とじ)

 

 

どんでん返し

すその返し口から手を入れ、全体を少しずつ手繰り寄せるように引っ張り出しておもてに返す。

 

 

全体の形を整える

袖の型紙の作り方がまずかったせいか、裏地が長すぎて袖からはみ出してしまいました。型紙を修正して、縫い直しました。

向かって左側は、型紙修正して縫い直した方です。向かって右側は修正してないです。

 

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すその始末の方法が、もう一つ解決できていないのですが、 本番に突入しようと思います。

次回、ご報告がうまくできるといいなと祈るばかりです。