こんにちは lilyです。
昨日のことです。
2019年6月5日、ゴマダラカミキリムシを、なんと3匹も見つけました😱
憎っくきゴマダラカミキリムシ!!
黒真珠の葉っぱについているゴマダラカミキリムシに気づいて、狼狽してしまいました😨
素手でしたので、さっと捕まえることができず、葉っぱから払いのけました。
落ちたゴマダラカミキリムシは歩いて逃げようとしています。
必死で追いかけて、捕獲、昇天していただきました😅
今年も始まったのか〜と、パトロールしました。
ピンクの春芳にも1匹いました。これも慌てて捕殺。
地植えのボルヂュールアブリコにも1匹。
3匹目です。
落ち着いて、写真を撮る事が出来ました。
もちろんこれも捕殺しました。
あ〜、3匹も殺生しました。ごめんなさい。
でも、バラさん達のためなの、許してね。
ゴマダラカミキリは、果樹や街路樹を食べる甲虫です。
幼虫も成虫も、生の木を食べます。
ミカン、ヤナギ、クリ、クワ、いちじく、シラカバなど幅広い種類の樹を食べます。
バラも、被害にあう樹木です。
比較的大型で、目立つ色をしていますので、よく知られているカミキリムシです。
成虫は、6月から8月に出現して、昼夜の別なく活動して、樹の葉や若い枝を食べます。
交尾したメスは、生きている樹の樹皮を顎で傷つけてそこに産卵します。
幼虫は、樹の材部を食べて成長します。成長した幼虫は、樹の幹の内部を降りて、根元の株の内部を食い荒らします。
孵化から羽化までには1-2年かかるそうです。
幼虫が侵入した樹は、幼虫の活動した坑道が、樹の皮に達して穴があき、木くずや樹液が出るようになります。
バラのパトロールでは、根元付近に木屑が落ちてないかどうかをチェックしています。
蛹となり羽化した成虫は、樹の幹に丸い穴を開けて、野外に脱出します。
幼虫が、幹の中を掘り進んで坑道ができると、樹の強度が落ちて折れやすくなりますし、ダメージを負った樹は栄養不良になって枯れてしまうこともあります。
バラも成長すると、幹が太くなりますので、何年も経ったバラが、このゴマダラカミキリムシにやられてダメになる事があります。
バラ愛好家にとっては、手塩をかけて育て大きく成長した樹がやられてしまいますので、憎っくき敵なのです。
写真は、2018年5月21日に見つけたゴマダラカミキリムシです。
春芳の幹に開いた穴。ここから、ゴマダラカミキリムシが出てきたと思われました。
(これは、去年撮った写真です。)
ゴマダラカミキリムシにやられたものと思われ、そのうちダメになるだろうけれど、まだ生きているので、咲かせてやろうと、そのままにしていました。
今年は、花が咲きはしましたが、大きさも香りもパッとせず、元気がない様子でした。
孵化に1-2年かかるとは今回学ぶ事が出来ましたので、もしかしたら、この幹に残っていた幼虫が今年孵化したものかもしれないと思い至りました。
そこで、思い切って、このバラを昇天させることにしました。
生きている枝を挿し木用に切りました。
幹は、後学のために、穴部分で横に切断してみました。
幹の太さが3cm、ゴマダラカミキリムシが開けたと思われる穴は直径1.5cm。
横穴から下の株元まで、大きな坑道ができていました。
細い棒で探ってみますと、株元まで達していて、長さ9cmありました。
横穴から上へは探る事ができず穴は開いていませんでした。
2年続けて、ゴマダラカミキリムシの出現がありました。
父から譲り受けて長く育てている株は、太さが3cmを超えるものがあります。
新しいシュートが出て、代替わりを進めている株は良いのですが、古くなった幹のまま育てている苗は、ゴマダラカミキリムシの温床となる可能性があります。
今後も株元の木屑や樹液に早く気づいて対処できるように、パトロールが肝心!と改めて認識しました。