こんにちは リリイです。
NHKテレビ「大切な記憶は何ですか? アルツハイマーと戦う」をみました。
紹介されていたのは、リコード法を提唱するデール・ブレデセン医師と、患者さんたち、それから日本でリコード部を作って活動する黒澤うにさんでした。
リコード法は、すでに日本にも入っていて、リコード法を実践するクリニックや団体もあるようですが、私が知ったのは父の認知症がきっかけでした。
今日のNHKテレビでは、
認知機能障害は、複合した要因があるので、一つの薬で改善することはできない。
代謝やホルモンなど患者の体の状態を把握し、改善できる点を探し、ライフスタイルを変えることで、脳機能の改善を図ろう。
それがリコード法。
と紹介されていました。
認知症治療の今までの流れを紹介
認知症、特にアルツハイマー病では、脳に、アミロイドβが溜まっている。
アミロイドβは、早い人で40代から溜まり始めている。
このアミロイドβを除去することができれば、認知機能障害を防げるのではないかと、薬の研究開発が始まった。
いくつかの薬が認知症治療の薬として、認められたが、華々しい成功は収められていない。
認知症発症について新しくわかったこと
神経細胞の体細胞にあるアミロイド前駆体タンパク質(Amyloid precursor protein; APP)が、2つに分解されるとそれは神経細胞の栄養になり、4つに分解されるとアミロイドβができて神経に毒になるということらしいです。
APP プロセシングによるアミロイド ß 形成 | アブカム
リコード法の根拠となる考え方
APPの分解のされ方に、様々な要因が絡んでくるわけで、リコード法では、36の要因をチェック項目としているそうです。検査は、45項目に及びます。
保険のきかないものや、アメリカに送って検査してもらうものなど、40万ほどの検査料がかかるそうです。
そしてその中から改善できるものを探し、生活習慣そのものを変えて、アミロイドβを作り出さない生活をすることを、リコード法と呼ぶのだそうです。
リコード法基本の5ヶ条は、
- 食事:糖質を制限する
- 運動:毎日30分以上の有酸素運動と15分の筋トレ
- 睡眠:8時間睡眠
- 〇〇:就寝前3時間は食事を取らない
- 瞑想
デール・ブレデセン医師は、「副作用がある治療法ではないので、倫理的側面から考えて欲しい、少しでも改善する人もいるのでプログラムを認めて欲しい」とおっしゃっていました。
医師のメルボックスには2万通のメールが届いているけれど、対応しきれていないとのことです。
ドクターが細かな生活改善を指導・サポートするには限界があるので、ヘルスコーチという役割(人材)を養成して、多くの人の要望に答えたい。ヘルスコーチは百人以上になり、オンライン研修を行って養成中とのことでした。
日本でのリコード法
Twitter やFACEBOOK で活動されている黒澤うにさんが紹介されていました。母親の介護に向き合いリコード法に出会われたようです。
リコード法にフレンドリーなクリニックや病院の紹介をされています。
実際、リコード法を取り入れているクリニックや団体も増えているようです。
まとめ
NHKテレビで、「大切な記憶は何ですか? アルツハイマーと戦う」を見ました。
リコード法でアルツハイマー病予防をすすめるデール・ブレデセン医師と黒澤うにさんが紹介されていました。
簡単にですが、見てメモしたことを、紹介してみました。
生活習慣の改善は、毎日のことだし、野菜中心の食事、加工食品を使わない食事は、手間と時間がかかるので、一念発起しないと自分には難しいなあと感じました。
でも、自分の父親が認知症になったということは、すでに自分の脳にもアミロイドβが溜まりつつあると考えて良いので、これは真剣に考えようと思いました。