冒険するために生まれてきた

成長を信じて挑戦する冒険者の記録

黒崎祇園山笠は「ケンカ山笠」の異名を持つ伝統あるお祭りです

こんにちは lily です。

 

 

台風直撃はなかったですが、大雨です。
風の強さと時折激しく叩きつける雨の強さに、流石に今日は山笠お休みかな〜と思ったのですが、伝統あるお祭りはお休みにならないようです。

 

 

黒崎祇園山笠とは

黒崎祇園の発祥を記録した最古のものが、八幡祇園原町の八東神社(仲宿神社に合併)の社伝(神社の由来、来歴などを記した資料)として残っているそうです。

円融天皇天禄元年(970年)の夏、初めて祇園祭を行うとある。

祇園由来

 

祇園祭といえば、京都の八坂神社の祭礼が有名です。
貞観11年(869年)に各地で疫病が流行したときに行われた御霊会を起源とし、天禄元年(970年)から毎年行われるようになったそうです。

八坂神社の祇園祭の紀元と同じ時から行われているわけではないにしろ、発祥がそこにあるのですね。

 

初代福岡藩主、黒田長政の神号は「黒田大明神」又は「黒崎大明神」といい、春日神社に祀られています。黒崎大明神という名前から、地名黒崎があるのでは〜との推察もあるそうです。

慶長五年(1600年)黒田長政が黒崎城主井上周防之房をして春日・岡田両宮に須賀大神を奉納せしめた。この祭礼として町民山笠を建設す。
これが、黒崎祇園の起源といわれ現在 春日神社・岡田神社・一宮神社の祇園祭として受け継がれている。

祇園由来

須賀大神とは、須佐之男命(スサノオノミコト)ですね。

黒崎は、黒田長政黒田官兵衛)の六端城の一つ黒崎城があったこと、長崎街道の宿場町黒崎宿として栄えていたことなど、知っていました。
黒崎祇園も、黒田長政黒田官兵衛)のおかげ様だったとは。

11月に開催される筑前黒崎宿場祭も地元では賑わうお祭りですので、機会があったら見てくださいね。

 

右往左往しましたが、まとめますと、

黒崎祇園山笠は、春日神社、岡田宮、一宮神社の氏子によって、およそ400年前から行われており、福岡県の無形民俗文化財に指定されています。

 

今年はちょうど悪天候が重なっています。続行不能の時は中止だけど、予定通りやりますよ〜とお知らせが出ていました。

本日(19日)の開催について、予定通り行うことと決定いたしました。ただし、開催途中で、荒天等のため続行不能になった場合は、急遽中止とさせていただきますがご了承下さい。

黒崎祇園春日神社、岡田神社、一宮神社の氏子によって約400年前から行われている祭礼で約400年の伝統があります。
 関ヶ原の合戦の陣太鼓の勇ましさを取り入れたと言われる、祇園囃子は大太鼓、小太鼓、鉦のほかにほら貝が入り、独特の調子をつくっています。旧来、黒崎祇園山笠は、「 けんか山笠 」ともいわれ、車輪を軸に曳きまわす様は見る者の血を沸かせます。

北九州市のイベント情報:黒崎祇園山笠のページ黒崎祇園山笠 - 北九州市

八幡西区の夏のイベント:黒崎祇園山笠のページ黒崎祇園山笠 - 北九州市

令和元年の黒崎祇園山笠のパンフレット

 

 

2019年7月20日黒崎祇園山笠

黒崎駅前のふれあい通りは、提灯で飾られていました。

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人通りはなく、「雨のせいで賑わいもないのかな〜、激しい雨だから今日は山笠は出ないのかも」と、この時点ではお祭りを甘く見ていました。


父に、車に乗ったまま夜の街の雰囲気を味合わせてあげられる〜と、黒崎中央公園(三角公園)の方へ進みました。通行止にはなってなかったのです。

激しい雨はやんで、ワイパーを動かさずに済むようになっていました。
アーケード通りと交差する所からは、人がいっぱい。
浴衣姿の女性や子供、法被姿の男性も大勢いました。
前の車の前にも車がつかえています。
「これは失敗。どうして通行止にしないのかしら。」と思っていましたら、
そのもっと前方に、光る物体を発見!

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山笠が出ているようなのです。皆その方向へ歩いています。

 

 

黒崎中央公園(三角公園)には屋台がびっしり、人も大勢いました。

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もう一つ先の通りに出ると、東町山笠が巡行していました。

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山笠には雨よけのためでしょうか、ビニールがはってある様子でした。

 

 

それぞれの街に、お祭りがあり、伝統が受け継がれているのですね。
産まれてから数年ほど、三角公園の近くに住んでいました。
学生時代は黒崎駅を利用して通学していました。
馴染みの場所であり、山笠の祇園太鼓とお囃子は耳慣れた夏の思い出ではありますが、夜のお祭りを見に行ったことはありませんでした。

 

2014年7月19日黒崎祇園山笠

黒崎祇園山笠を、その場でしっかり体験したのは2014年でした。
黒崎駅前アーケードから、黒崎中央公園(三角公園)のあたりで見物しました。

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2014年7月19日撮影

 

 

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2014年7月19日撮影

 

 

山笠と山笠の進行方向が、ぶつかったようです。随分長い間押したり引いたりがあったようですが、掴み合いの喧嘩になることはなく無事にそれぞれの道へ別れて行きました。昔は辻で出会うと、互いに一歩も引かず、朝まで押し合いへし合い動かなかったこともあるそうです。ケンカ山笠だったんですね。

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2014年7月19日撮影

 

黒崎は馴染みのある場所ですが、祭の外側の人間です。
当事者の方々の思い入れはどれほどか。
笹山笠の準備には、それぞれの山笠独自の秘密があると聞きました。
小学校も廃統合されるなど地域の若者が減っていく現状では困難とは思いますが、伝統のあるお祭りは続いて欲しいな〜

 

 

まとめ

黒崎祇園山笠の雰囲気を、車乗でちょっぴり体験しました。
2014年に、父と夫と3人、黒崎の夜を歩いてワクワクしたことを思い出しました。
伝統あるお祭りは、続いて行ってほしいなあと思いました。

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございます😊