こんにちは lily です。
我が家の赤色のバラを2つ並べてみました。
ほとんど同じに見えませんか?
片方がパパメイアンで、もう片方は違うバラです。
どちらが、パパメイアンでしょう?
向って右が、パパメイアン。
左は、名称不明でレッドと呼んでいるバラです。
香りを嗅ぐと、右がパパメイアンだということがわかります。
花が開いた写真を見ただけでは、バラの品種が何なのか、当てることは至難の技だと思います。
蕾の形、花の形、花びらの厚さや枚数、花開く過程での花容の変り方、葉っぱの色や形、枝の付き方や伸び方、そして何と言っても香り!
これらが、バラがそれぞれに違う品種であることを教えてくれます。
今日は赤色のバラ「パパメイアン」をご紹介します。
「パパメイアン」はダマスクモダンの濃厚な香りと剣弁高芯のバラらしい姿が素晴らしい赤色を代表するバラです。
我が家の パパ メイアン
Papa Meilland
2018年5月1日撮影
我が家のパパメイアンは、実家から引っ越してきました。
父がバラの水遣りに一生懸命で、自分に水遣りをするのを忘れ、脳卒中で倒れました。
完全に回復しましたが、その折、たくさんあったバラ鉢を、我が家へと引っ越しさせたのです。
我が家に来て、7年になります。
2018年4月25日撮影 蕾
2015年4月17日撮影 蕾開きかけ
2017年5月3日撮影
2018年5月1日午後撮影
パパメイアンは メイアン社の創始者にちなんで名付けられた
パパメイアンは、フランスの種苗会社メイアン社のアラン・メイアンにより1963年に作出されました。
パパメイアンという名前は、メイアン社の創始者である祖父アントワーヌ・メイアンにちなんで名付けられました。
パパメイアンは 1988年に「バラの殿堂入り」
パパメイアンは、1988年オーストラリア シドニーで開かれた世界バラ会議で、「バラの殿堂入り」を果たしました。
世界中のどのような環境でも育てやすく、誰でもが美しいと愛されている名花と判断されたのです。
殿堂入りしたバラはまだ17品種ですから、パパメイアンは、何万種もあるバラの中のトップ17に入っている素晴らしいバラだということがわかります。
黒バラの代表と言われることもあります。
パパメイアンの特徴
分類 モダンローズ HT (Hybrid Tea )
花色 黒みがかった赤色(気温により変化する)
花形 剣弁高芯咲き
花びら ベルベットのように厚めでしっかりしている
花径 13cm前後 大輪
蕾 イチゴの様
花つき まあまあ
花もち まあまあ
とげ 大きな鋭利なトゲ
樹勢 強い 枝をぐんぐん伸ばす
樹形 直立性
樹高 1.5m
開花サイクル 四季咲
交配親 母品種(Chrysler Imperial ) x 父品種(Charles Mallerin )
香り ダマスク・モダン
2018年5月2日撮影
パパメイアンの香りは濃厚で魅惑的
パパメイアンの魅力は、何と言っても香りです。
バラの香りは次の7つのタイプに分けられています。
パパメイアンは、「ダマスク・クラシックの香り成分を受け継ぎ、情熱的で洗練された香り」と言われるダマスク・モダンの代表格です。
花に鼻を近づけてクンクンすると、その濃厚な香りにくらっとするけど、嗅ぎ続けずにはいられない様な、うっとりする香りです。
同じ黒バラの代表「黒真珠」も我が家にありますが、香りの強いパパメイアンに強く惹かれます。
まとめ
黒バラとも言われる赤いバラ パパメイアンをご紹介しました。
イチゴの様な蕾、ベルベットの様な肉厚の花びら、キリッとした花姿、ずっとクンクンしていたいダマスクモダンの香りなど、パパメイアンは魅力的なバラです。
夏の間は蕾を落とし(摘蕾)体力を温存させて、秋に大輪を咲かせて欲しいと願っています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。