冒険するために生まれてきた

成長を信じて挑戦する冒険者の記録

認知症の父と同居再び

こんにちは lily です。

 

実家の父の認知症が悪化しています。

f:id:lilychaco:20190613000401j:plain

この前の大雨で眠れなくて睡眠リズムが狂ったからでしょうか。

2週に一度のがん治療の影響でしょうか。

 


今日、午後の仕事を休んで、実家に父を迎えに行きました。

今週予定されてた治療は延期してもらいました。

 


このまま同居になるのか、元気を取り戻して家に帰ることができるのか、とりあえず新しい生活の始まりです。

大丈夫、何とかなる!

と気持ちを強くもちます。

 

 


〈この数日の出来事はBPSD?〉


7日金曜日の夜は、愛用の時計がないと探し回っていました。

どこから見つけたのか定かではないですが、翌日の朝には見つけていました。

 


9日日曜日の夜には、私の携帯ではなく、家の固定電話に、かかってきました。

今同居している私の息子、父にとっては孫になりますが、仮に太郎とよびます。

太郎への不満を口にして、自分は何も知らされず蚊帳の外に置かれている、どうにかしてくれと訴えます。

普段の父は、太郎を信頼して任せてると言ってましたので、今日はちょっとおかしいなと思いました。

 


その同じ夜、父が、食器用洗剤のボトルにハイターを入れようとしてるところに、太郎が気づきました。

 


10日午前には、また、食器用洗剤のボトルに、刺激臭のある茶色い液体を入れようとしていました。

 

 

〈徘徊の兆し?〉

 

月曜日の夕食はヘルパーさんが作ってくださいます。食べた後に、飲みに出かけようとしています。太郎が一緒に行こうかと言うと、一人で行きたいと。行き慣れた町と店ですから、大丈夫かもしれませんが、太郎は店のマスターに連絡して、帰りはタクシーに乗せてくれと頼みました。

父はそのまま家に帰らずに、ホテルのバーに行って、その上ホテルにチェックインしていました。

太郎から連絡を受けた私は、父の携帯に電話しましたが応答がありませんでした。眠ってしまったのかなと良い方に考えました。

 


でも、それで終わりませんでした。チェックアウトせずにホテルを出た父は、なぜか近くの警察署にいて、夜中の3時に太郎に連絡が来ました。

太郎が迎えに行き、家に連れて帰り、ベッドに寝せました。

 


朝父はごそごそと探し物をしています。財布がないと言うのです。

火曜日に来てくれる家政婦さんと一緒に家の中を探しましたが、結局出てきません。

太郎も寝不足で疲れ果てていました。

 


電話で、こっち(私の住んでいるところ)に来ませんか?と父に問いかけると、いつもは即座に、「いや、いいよ。またにしよう。」と言うのですが、今日は「そうしようかね。」とちょっと元気のない声でした。お財布をなくしたことが、ショックだったのかもしれません。

 

 

 

日常生活動作の困難〉


この頃は、携帯やテレビのリモコンのボタンを上手く押せなくなっているようなのです。

日曜日の夜、うちの固定電話にかかってきたのは、携帯が操作できなくて、壁に貼ってある我が家の電話番号を見て、固定電話からかけたようなのです。

テレビも、今映っているチャンネルを押しながら、チャンネルが切り替わらないとイライラします。

 


1ヶ月ほど前までは、日付けを書いて1回分ずつジップロックに入れた薬を、まとめて作っておけば、自分で飲むことができていました。

f:id:lilychaco:20190613002300j:plain

夜の薬を2日分飲んだりしたので、日付けの認識が難しいのかなと、デジタル日めくり時計に変えていました。それから、飲んだこと自体がわからなくなり、袋に書いてある日付けを確認する作業ができなくなり、何日分も飲んでしまうことがありましたので、1日分ずつ、引き出しに入れるように変更しました。

 


私は朝出勤時に、父に電話します。

いつも着ている上着が、クリーニングしても汚れが落ちないほどになってしまっていたので、薄手のジャンパーを買ってあげました。その後、3日ほど続けて、良いものを買ってくれてありがとうと電話の冒頭に大袈裟に繰り返していたので、ちょっと違和感を覚えました。


お天気や体調の話を聞くと、それなりに答えてくれますが、話題を変えると、あれ?聞こえてないのかなと思うように、天気の話に戻ったりするようになりました。電話での会話が、ステレオタイプになってきていました。

 

 

〈まとめ〉


住み慣れた我が家で暮らしたいという父の希望があり、私が仕事を辞めて介護に携わるという選択肢はなく、太郎に頼って介護生活が成り立っていました。

今回仕切り直しです。

介護に絡む親子間のトラブルの報道を聞くたび、無理もないよね〜と思ってきました。

当事者だけで抱え込まないことが大事と聞いています。

地域にあるサービスを上手に利用して、迷路に入り込まないようにしたいと思います。